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成長業界から探す成長企業

成長企業の条件

「成長企業」の条件は大きく2つに分けられます。
一つがその業界の中でトップのシェアであったり、
または急激にシェアを拡大してきている企業。

もう一つがその企業の置かれている業界全体が成長基調にある企業です。
就職活動をするときにはこの両方の面から企業を分析し、
10~20年の中長期的にどう企業が変化していくだろうかということを合わせて考えていくようにしましょう。

今回は2番めの業界全体が成長基調にある企業ということで
いくつかの企業を見ていくことにします。

2013年度の現在、業界全体が成長基調にある分野がいくつかあります。
中でももっとも注目なのが「レアメタル」に関連する企業です。

レアメタルとは自然界にほとんど存在しない「希少金属」と呼ばれるもので、
全部で31種類あります。この中で希土類と呼ばれるものに分類されるものが「レアアース」です。

2011年度の日本のレアアース輸入量は約22,000トンと
近年の上昇基調からみるとやや減少して前年度比2割減となっていますが、
反対に金額は急上昇しており前年度の約3倍にあたる2000億円に達しています。

レアアースは現在のところ鉱石主産国である中国にかなり依存しており、
中国との関係が悪化するのを受けて国内産業ではできるだけ
レアアースを使わずにすむような構造に変更を急がれています。

ですがどうしても使用量を削減できない産業もあるため、
これからもしばらくは中国依存の体勢は続いていくことが考えられています。

中国以外でもニッケル輸入国のインドネシアも輸入量の抑制に動いてきており、
今後もしばらくは価格高騰による事業の動きは活発化していきそうです。

次に石油に代わるエネルギーとして注目されている「シェールガス」に関連する産業です。
シェールガスは北米で生産が先行しており、従来までの天然ガスの価格を大きく押し下げる要因になっています。

次世代エネルギーのシェア

現在では次世代エネルギーのシェア獲得のため、
これまで開発をしてきた小さな会社を大会社が次々買収しているという動きも出ており、
今後はアメリカでの価格低下とともに規制緩和とともに大量に日本に輸入されることになることが予想されています。

日本ではアメリカ以外からも調達先を確保するべく、
カタール産のシェールガスの権益を得ようと現在各社が調整に動いています。

一方で開発による水質汚染の影響も懸念されており、
中国や東欧など新たな産出国が台頭して来ることでまた世界の勢力図は大きく変化していくことでしょう。